書評

【書評】「仏教って意味不明」そんな人にこそ読んでほしい─『禅の教室』

『禅の教室』(中公新書) を読みました。この本は対談形式で、曹洞宗僧侶の藤田一照さんが、詩人の伊藤比呂美さんに「禅とは何か」をレクチャーしています。「仏教」とか「禅」に興味がある人ならば、絶対に読んで損はない一冊です。かくいう私も、仏教や禅は…

【書評】ジャズを聴きながら読みたい──『ジャズ・ガイドブック』

「好きな音楽は?」と聞かれたら、キメ顔で「ジャズ」と答えてみたい。そんな阿呆な願望を叶えるためだけに、私は最近 (とは言っても、1年くらい前から)、ジャズを聴き齧っている。しかし、「ジャズを聴くことは知的だ」というイメージは、すなわち「ジャズ…

ムダと変人が世界を変える!──『京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略』

こんな人にオススメ! 自分を変人だと自覚している人 規則や常識に縛られた、マジメな世の中に不満を感じている人 教育に関わる人 私は、京都大学を出ている。地元は関東だから、「なぜ東大ではなく、京大を選んだのか」と良く聞かれる。正直なところ、その…

変わり者であることに「生きづらさ」を感じている人には絶対に読んで欲しい──『12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと』

昨日の朝、いつも通勤で使っている電車が、人身事故で遅延した。なかなか来ない電車を待ちながら、ツイッタで「〇〇線 人身事故」と検索すると、「〇〇線で人身事故起こした奴死ね、てか死んでるかww」「迷惑なんだよ、家で死ね」といった心無いツイートが目…

山田詠美『僕は勉強ができない』VS 竹中平蔵『竹中式マトリクス式勉強法』

山田詠美の代表作『僕は勉強ができない』を読んだことがあるだろうか?私は数年前に読んだ。衝撃的に面白い小説だった。しかし、このタイトルだけは、ずっと腑に落ちなかった。主人公の時田秀美は、確かに"試験"勉強はできない。けれども、口は上手いし、地…

日本史上最強のエコノミストで打線組んでみた──『偉人たちの経済政策』

偉人たちの経済政策 (角川新書) 作者: 竹中平蔵 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/04/10 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 『偉人たちの経済政策』は、日本史上の偉人たちの経済政策に着目した一冊だ。著者は、小泉政権で経済政策のブレー…

『直観と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』「妄想」が世界を変える

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 作者: 佐宗邦威 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/03/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 従来の思考法は、大きく3つのタイプに分けられる。①カイゼン思考、②戦略思考、③…

『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』幸福とは「ドーパミンの分泌」に過ぎない

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書) 作者: 中野信子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/01/30 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る あなたはどういうときに「幸せ」と感じるだろうか?多くの人が「幸せ」を実…

まだ「数学はつまらない」と思ってるの? ──『数学する身体』

数学する身体 (新潮文庫) 作者: 森田真生 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/04/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る こんな人におすすめ 数学を教える立場にある人。学校の数学教師や塾講師など。⇒そもそも何のために人は数学を学ばな…